講演会(湯澤規子先生)開催のお知らせ
今年も歳の瀬を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。このたび、下記の通り講演会を企画いたしました。ふるってご参加いただきたく存じます。
講演者:湯澤規子氏(法政大学人間環境学部教授、略歴は下記を参照)
タイトル:縁の下の未来学-人糞地理学から考える「環」の世界
※本講演会は終了しました。
講演要旨:私たちは日々の暮らしの中で、健康で文化的な生活をするためには「衣食住」が大切とは理解していながら、そこに「便」を加えることを忘れがちです。それは、水を含めた様々な物質循環が創り出す世界に目を向けていないことを意味しているように思います。私たちはいつから、「衣食住」と「便」を切り離し、遠ざけるようになったのでしょうか。本講演では、排泄や循環の近現代史を辿りながらその謎に迫り、未来を展望する「縁の下の未来学」を構想してみたいと思います。
日時:2023年2月24日(金)18:30~20:30
会場:東京ボランティア・市民活動センター (TVAC; Tokyo Voluntary Action Center) 会議室Ⅽ
住所:〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 飯田橋セントラルプラザ10階 電話: 03-3235-1171
会場アクセス等につきましてはこちら
参加ご希望の方は、日本水循環文化研究協会までメールでお知らせ願います。参加費は無料です。リモートでの聴講も可能なようにするつもりです。
問い合わせならびに参加希望の送信先は、npo.jade@gmail.com (担当:高橋、松岡)までお願いします。
現在、コロナウィルスの感染者数が増加の傾向にあります。手指の消毒、マスクの着用、人との距離の確保等、感染予防に配慮をお願いいたします。
湯澤規子先生略歴:1974年大阪府生まれ。法政大学人間環境学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。明治大学経営学部専任講師、筑波大学生命環境系准教授を経て、現職。「生きる」をテーマに地理学、歴史学、経済学の視点から、当たり前の日常を問い直すフィールドワークを重ねている。主な著書に『在来産業と家族の地域史―ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』(古今書院、経済地理学会著作賞、地理空間学会学術賞、日本農業史学会学会賞)、『胃袋の近代―食と人びとの日常史』(名古屋大学出版会、生協総研賞、人文地理学会賞)など 『ウンコの教室 環境と社会の未来を考える ちくまプリマー新書』より