ブックレット”Decide by Ourselves”を作成しました

援助で作られた設備はなぜ使われなくなるのだろう?昨年度の活動を通じ、その大きな理由のひとつが、安全な飲み水の給水設備や共同トイレなどの共有設備を決める段階で、「当事者主体の意思決定」が十分になされていなかったことがあげられるのではないかと考えました。そこで、「自分たちのことは自分たちで決める」ためのヒントをBookletにまとめました。本ブックレットは水・地域イノベーション財団助成金による活動「都市貧困層コミュニティにおける水・衛生設備管理能力の向上」の一環で作成することができました。感謝申し上げます。

ブックレットはこちら(表紙を含めて20ページ、1.5MB)

ベンガル語版もあります(1.8MB) বাংলা সংস্করণও উপলব্ধ

このBookletと、別途制作した動画 “What do we do?”(下のQRコードからYouTubeにアクセスできます。26分、ベンガル語・英語字幕)とリンクして、自分たちにふさわしい「決め方」を考えてもらいたいと思っています。動画のなかでは、①NGOから導入する設備が提案され、それに合意することが促されるケース(我々もこのパターンでやってきました)、②NGOはファシリテーションに徹して、当事者であるコミュニティに決定を委ねる、そして、③コミュニティリーダーによってつくられたアクションプランをみんなで議論して最終決定するという3通りの決め方が紹介されています。

今年からの活動では、Booklet、動画をワークショップなどの教材として活用していくつもりです。自分たちで決めることで、コミュニティの健康な生活に欠かせない共有設備の自立的管理につながることを願っています。

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